2012年12月20日木曜日

『死にぞこないの青 乙一著/幻冬舎文庫/2001年

おとなしく控えめな性格の小学生、マサオは、担任教師、羽田に些細な出来事で目をつけられクラスのつまはじきものに仕立て上げられてゆく。暗く悶々とした学校生活を送るマサオ。そんな彼の眼の前に青い肌、片目はボンドかなにかで塞がれ口は靴ひもで縫い付けられ拘束衣を着せられた不気味な男の子”アオ”が現われて。。。
前半は精神的な虐待の描写が延々と続き読み進めるのがつらいような話でしたが後半からアオが解き放たれていき、マサオの覚悟が固まって羽田先生に報復開始。とたんに元気になって読み進めるのが楽しい感じ。ラストまであっという間でした。やはり、私はマゾでなくサドなのでしょうな・・・。それはともかく、結局、我が身を守るのは自分しかいない。理不尽な行いに怒りを感じるならばそれなりの覚悟で戦わなければならないんだと言うメッセージを受け止めました。しかし、現実に学校でイジメにあってる子や会社でパワハラにあってる大人がこれを読んでどう思うんだろうか?地獄にとどまるか一歩踏出し更なる地獄を経験するか・・・がんばりぬいたらといって幸福な未来があるのかどうかは保障が無いからね~。現実は過酷ですよ、たとえ一人倒せたとしても次々と敵は現れますから。以上、乙一さん初体験でした。(部員M)

2012年11月28日水曜日

『空が灰色だから 1 阿部共実著/秋田書店 少年チャンピオン・コミックス/2012年

萌えな絵柄が苦手で、またライノベなども読んだことない私ですが、カバーのリード文「10代女子を中心に、人々のうまくいかない日常を描くオムニバス・ショート12編。コメディか、ホラーか、背徳か、純真か、説明不能の“心がざわつく”思春期コミック誕生。」が何だかとても気になってしまい、えい!と気合を入れて新品を購入。(正直、レジに立った時、少し恥ずかしかったが。)さて、読んだ感想、面白いですこれは!各話ごとに登場人物がチェンジして行くのですがどの回の主人公も人間付合いの苦手な子達なわけなんです。んでその人付合いの下手さ加減がギャグになったりちょっとしたサイコホラーになったりするんです。アハハと笑わされたと思ったら次の話でどんよりした気分になり次はどうかと身構えて読むとちょっと涙腺が緩むようないい話だったり、なかなか油断ならぬ展開で楽しませていただきました。畳み掛けるようなセリフのリズム感が凄く現代的ですな~普段、古臭いものを好む私には新鮮でした。処理能力の低い脳なので、付いて行くのがたいへんでしたけど。(部員M)

2012年10月29日月曜日

鋭利な刃先でひっかいた擦り傷
ようなペンタッチが精神にきます。
『惨劇館 2』  御茶漬海苔著/朝日ソノラマ社 ハロウィン少女コミック館/1990年

部員Zよりおすすめの(?)一冊、早速よんでみました。この人の本は『桜子』と言うのを読んだ事があってそれが非常に印象に残っていたのですがそれ以外はなぜか手を出さずじまいでしたので今回よい機会をいただきました。『惨劇館』は御茶漬海苔の初期の代表作だそうです。ぱっとみ80年代に流行ったスプラッター映画や大友克洋の影響が見て取れますね~なんか懐かしいもんがあります。この第2巻はホラー短編が6編収められておりました。さて、最初のお話『肉玉』。あれ、これは『桜子』の原型ですか?こっちのお父さんは実父、オチもより救われない事になっておりますので『桜子』より読後感が重いです。監禁した挙句に肢体を切断、芋虫状態にした女を孕ませて生ませた子供、そりゃえぐいですわ。(部員M)

2012年10月18日木曜日

『ムカデ人間』  監督:トム・シックス/オランダ・イギリス合作/2010年

例によって似てない似顔絵ですんません。
私、ハイター博士の画力の無さに親近感湧きました。
映画館に行こうかな~と思いつつ行かずじまいでしたがレンタルDVDでようやく鑑賞。人間のお尻とお口とを手術で連結させてムカデ人間を作る・・・私ゃランチの合席すら苦手な団体行動だめ人間なのでムカデ人間にされた三人さんが気の毒でしょうがなかったです。
変態のおっさんにとっ捕まった若者たちが森の中の一軒屋に監禁され酷い目に合わされる。なんかありがちなパターンです。グロ描写も少な目で、ムカデ人間の肝心の部分も白い生地で覆われており見えません。タイトルほどセンセーショナルな内容では無かったですが、変態、ヨーゼフ・ハイター博士を演じたディーター・ラーザーと言う役者さんがぬんめり気持ち悪い面構えでなかなか眺めがい有でした。あと、ムカデ人間、先頭役の日本人俳優、北村昭博の大健闘、全編コテコテの関西弁で罵声をとばし面白すぎる。特に「よっしゃ~!」に爆笑してしまった。陰惨な劇も関西弁だと不条理な喜劇に見えますな。。あんなに頑張って最後あんなふうって、まったく救いの無い結末ではありましたが。(部員M)

2012年10月7日日曜日

2012年10月3日水曜日

引越にともないここしばらくの間、我が家では押入れの発掘調査が続いておりますが、
80年代から溜め込んだあれやこれやが色々出てきて楽しいものです。
そんな訳で発掘品の一部をご紹介いたします。

『そんなオリビアが好きさ』 シャーリー・ド・チエコ(仮称)著 / 火星兵團社 / 1987年

と言ってもなんじゃそりゃですよね。
この漫画は本屋で売られていたものではなく中学の同級生の手作り本ですから、
今の今まで読んだのは作者とこの私しかおりませんのでね。
87年作・・・約四半世紀オーバーか・・・捨てずにとっておいてよかったな~。
世の中的には無価値でしょうが私にとっては宝です。

さて、藁半紙に筆ペンと色鉛筆を使って描かれホッチキスで閉じられたこの奇書、
久しぶりに読み返せば今時言われるサブカル中二病っうやつですかね・・・
この頃は暴力的で反社会的な本や音楽、映画が楽しくて楽しくて(笑)二人でその手の物をあさる毎日を送っておりましたが、
それらの影響が素直に反映された内容となってます。

内容はちょっとあれすぎますもんで見せられそうな箇所だけ抜粋いたしました。これ以上は無理です。


ちなみにシリーズになってまして7冊ほど保存されております。いずれも因業残虐な内容なので詳しく説明はできません。
それにしてもチエコ(仮称)は元気だろうか?かれこれ20年ほど連絡しておりません。今は何をされておることやら。こんなもの描いた事も本人はすっかり忘れてらっしゃるでしょうな。あぁ、青春の燃えカス。(部員M)




2012年9月3日月曜日

星を継ぐもの(もっと人生にSFをっ!!)


言わずと知れたSFの金字塔
「星を継ぐもの」(ジェームスPホーガン著)
1977年、ホーガン初の長編SFであります。
(表紙は加藤直之画伯でありますっ!!)


〜あらすじ〜
月面調査員が、
真紅の宇宙服をまとった死体を発見します。
綿密な調査の結果、
この死体はなんと
死後5万年を経過していることが判明するのです。

どんなに詳細に調べても、その死体は人類そのもの。
死体の慰留物からハイテク機器やメモ帳が見つかり
かなり進んだ科学力を持っていた事も判明。

果たしてこの死体は何者なのか?
機械工学、生物学、言語学などなど
あらゆる科学ジャンルを駆使して
謎の解明が始まります。

いっぽう木星の衛星ガニメデでは、
地球のものではない
巨大な宇宙船の残骸が発見され
そこからまた別の生物の死体が… 。


最近、星野之宣大先生が
コミカライズされ話題になっておりますね。

なんて偉そーに言っていますが
実は初めて読みましたお恥ずかしい…


だがしかし!!
この面白さは何でありましょうかっっ?!

知的好奇心を刺激するアイデアの数々!
奇想天外な真相!
 まさしくセンスオブワンダー!!


月面で発見された謎の死体が
5万年前のものだったという事件からして
もう謎だらけでワクワクなわけです。

死体発見から始まるあたり
何か推理小説っぽいですが、
これは意外と間違ってない。

主人公ハント教授(多分ハンサムでイイ男)が
科学者チームの発見や事実を
独創的な発想と視点で
一つの結論に導いていくプロセスは

まるで
推理小説の名探偵が
謎解きをするあの興奮なんですね!


でもそこはSF!

科学的な知識(サイエンス)
そこから無限に広がる想像力とイメージ(フィクション)

この2つが縦横無尽に駆け巡り
まさに「SF」として
人類創世の謎が
そして太陽系の驚愕の歴史が
徐々に解明されていきます。


まだまだ「SF7級」くらいのオイラですが
ホーガンのえがく
壮大な太陽系と人類創世の歴史を

知識とイメージを総動して感じ倒しました!



いやぁ〜
最近どころかここ10年位
SFから遠ざかっていましたが
激しく反省しきりであります。

オイラの人生には
SFが足りていなかった!!
これは大変な損失であります!

今からでも遅くないので
「SF初段」を目指して
日々精進したいと思います!


ー部員Oー














2012年7月9日月曜日

大人の散歩 吉祥寺編 2

いせやの想い出。

店内にて。くつろぐ部員Oと無言でビールをあおる部員Z。










一串80円は安い。けっこうボリュームあります。

二階より店内俯瞰。









トウモロコシも食べときゃよかったと部員Zのつぶやき。
















































いせや解体にともない隣の喫茶店もなくなってしまうようです。
店の前で猫がくつろいでいていい雰囲気でした。











2012年7月6日金曜日

大人の遠足 吉祥寺編 1


部員Mです。
さて大人の遠足再開。
吉祥寺駅より井之頭公園方面へ。
目指すは『いせや』。





やきとりは幾度か食べたが
すきやきもやってたとは今の今まで知りませんでした。
吉祥寺の有名店、いせや総本店公園店もよいよ閉店となるようで
電おに部として無くなる前に行けてよかった。


ウィキペディアによれば7月8日で閉店し店舗を改築、2013年に新しい店舗が完成する予定なんだとか。
あの朽ちた味わいのあるお店が消えてしまうのはさみしい限りですね・・・って7月8日、もうすぐじゃないか!(つづく)
平日の昼間なのにお客さんがいっぱい。
しばし並んで待つ。

2012年6月23日土曜日









知り合いの依頼である方々の似顔絵を描きました。有名人じゃないので知らない人には似てるかどうか分からないでしょうけど・・・左の人物は近々ご結婚されるそうです。そんなわけでCDジャケット風にして情痴ネタ満載(?)のお祝いメッセージを録音したCD‐Rに付属し、さし上げる事となりました。クリスタルさんおめでとうございます。よろこんでいただけましたら幸いです。ちなみに私、 クリスタルさんの事ほとんど知らないのですがw(部員M)

2012年6月4日月曜日

大人の遠足 中野編4

地下1階『デイリーチコ』
ソフトクリーム屋さんです。8種類のソフトの中から選び(小サイズは3種類まで、中サイズは2~4種類、特大サイズは全種類)ミックスすることができるようです。私、部員Mは中サイズコーン(¥280)を部員Oと部員Zは小サイズコーン(¥230)を購入。
味はごくごく普通のソフトクリームって感じでした。









中サイズでもデカイです!食べてる途中から溶け出してきたので大変でした。時間との勝負です。特大サイズも挑戦してみたいきはするが、私のスピードでは食べきる前に半分ぐらいが溶けちゃいそうだな。



























2012年6月1日金曜日

大人の遠足 中野編3



ど~ん
















部員Mです。

と言うわけで『中野ブロードウェイ商店街』に入場。
入ってすぐ右手。
『まんだらけ』新店舗の工事中でした。
天井の蛍光灯が曲がってておもしろいな~
洋服安っ!1階は衣料品店が多いですね。
『あすなろ葬祭』のショーウィンドウ。
こんなかわいらしいロウソクでご供養したらご先祖さまもさぞ喜ぶでしょうな。
エスカレーターに乗り3階へ

『霊神占い 明日香』
開いてなくて残念でしたがシャッターだけで十分インパクトありますなww





『タコシェ』前にて看板を激写する部員Z。それを見守る部員M。ここは絶対におさえておきたいお店ではある。












『まんだらけ』
漫画本を結構高値で買い取ってくれる大変よい店です。部員Mは何度もお世話になりました。










絶版少女まんがをゲットする部員Z












4階

『まんだらけ 記憶』
部員M的には『まんだらけ』の店舗でココが一番好き。










ニコラ・テスラの交流発電機?

部員Mは少年向け科学雑誌『科学の友』を購入。
戦後まもないころにこのような雑誌が出てたんですね。













なにげに再生可能エネルギー関連の記事が。
エネルギー問題は昔っから重大事ですもんね。
こういう記事って夢があっていいんだけど、しかしながらいまだ本格的な実用とならないのがこの手の事柄ではある。


ちなみに、この当時、日本は連合国側のお達しで原子力に関する研究は全面禁止されていたのだとか。



それにしても一郎君って…だれ?

編集後記。
印刷一つとってもなかなか大変だった当時の様子がうかがえますな。







『まんだらけ』のショーウィンドウにて。

これは気になりました。表紙見ただけで絶対面白い本だと確信。しかし購入はまたこんどw












『まんだらけ 変や』
ここの店構えが一番インパクトありますね。
店内はお人形さんなどレアな玩具がショーウインドウに所狭しと陳列されておりおもちゃ博物館のようでした。










2階『ギョーザの東北(トンペイ)』
ラーメン安っ!次来たときはここで食事がいいかもしれない。












そろそろ休憩したくなりましたので地下一階の『デイリーチコ』へ。。。(つづく)




2012年5月30日水曜日

大人の遠足 中野編2

引き続き部員Mです。
中野ブロードウェイの入り口前の路地、色々な飲食店がならんでおりますが。。

















『ハヤシ屋中野荘』
今回はこのお店に決定。へたうまなイラストがいい味出してます。『啓蒙かまぼこ新聞』を思い出しました。




ドアです。何故か外観全景を撮り忘れました。
入店すると1階の自販機で食券を買いレジに渡し注文するという方式でした。






















店内。レトロポップな内装。

1階はカウンター席となっていましたので2階にあがりテーブル席へ。










ハヤシライス+チキンカツ ¥750
みためにさしてインパクトはないですが…
とてもよく煮込まれており酸味がきいて美味しかったです。


ちなみに部員Oと部員Zはオムハヤシを
部員Mはハヤシライス+チキンカツを選択。







オムハヤシ ¥850
券売機に「迷った時はコレ!」
って書いてあったので、
進められるままに
「オムハヤシ」をチョイス。


なかなかに濃厚な林の味を
オムな卵がマイルドに整える
絶妙なお味でありました。(部員O談)










食事が終わり店を出ると店員(店長さん?)が出てきて
「ありがとうございました」と気持ちのよい挨拶をいただきました。
なんか予想外でビックリしましたがうれしかったです。

普段もの静かな部員Zも体を張って満足感を表現?























お腹も満たされましたので、いざ目的地へ。。(つづく)




大人の遠足 中野編1

DVDを捨てよ町へ出よう。と言うわけで今回、電子おにぎり部初の野外活動を行いました。

記念すべき第一弾は中野。

なぜこの地を選んだのか?
それはサブカルの聖地、中野ブロードウェイ商店街を皆で見たかったからです!

サンモール商店街をぶらぶら
ちょうどお昼時だったので部員3名で仲良くランチをとる事に。
目的地方面に歩きながらお店を見てまわりました。













アーケードのわき道も観察。路地マニアの部員Zを先頭に路地ウォッチング。
中野仲見世商店街は狭いエリアながら入り組んだ路地が面白い。 




















飲食店が立ち並ぶブロードウェイ入り口手前の路地。

























軒を見て回るだけで飽きないですが、部員Oがホントにお腹すいてきたようです。
そろそろ店を決めないと・・・以上、部員Mでした。(つづく)






2012年5月16日水曜日

「レンタネコ」観た。



猫好きにはたまらない映画。


















 都会の片隅にひっそりと
一軒のレンタルネコ屋がありましたー

「レンタぁ〜ネコ、ネコ、ネコ。寂しいぃヒトにぃ、ネコ、貸します」

猫たちをリヤカーに乗せて出かけ、
河原を歩く一人の女性。
人と猫との出会いを手伝う
主人公サヨコ…。

久々の部員Oです。

いやいや
何とも不思議な、
ほんわかとした映画でした。



監督・脚本は、
「かもめ食堂」「めがね」「トイレット」
荻上直子

独特の世界観と雰囲気は、
この作品でも健在です。

とにかく猫好きにはたまらない映画。
17匹の猫たちがとても自由に
元気で猫らしくしているのは、
なんとも目尻が下がりっぱなしでした。



猫を借りにくるのは、
寂しい人たち。

その猫たちを借りにくる人も、
また味わい深い。

「心の穴ぼこ、埋めてください。猫が埋めてくれます」

猫を借りにくるお客に、
サヨコが必ず言う言葉です。

猫を借りにくるのは、
みんな寂しい人たちなのです。

それも、
今の社会で本当に増えている
寂しさのカタチ。

サヨコは、
そんな人たちと
猫を結びつけていきます。


最初のお客さんである
老婦人のエピソードは
まったくもってやられました。
ただでさえ涙腺がゆるゆるなのに
猫ネタでこられては
なす術がありません。

まだ序盤なのに号泣でありました。


でも、そこは荻上監督。
少しも説教臭くはなく、
大げさでもなく、
むしろクールに語りかけてきます。

老婦人のエピソードの終盤、
息子とゼリーのくだりは
普通なら感情的に表現するはず。

ところが
本当にサラリと
サヨコは退場してしまう…。
それがとても心地よく
むしろグッとくるんですよね。


ハリウッド映画に慣らされていると
拍子抜けするような
静かな演出と呼吸の映画なのです。

大きな盛り上がりも
スペクタクルもほぼないままに
物語はラストまで
緩やかにコミカルに進んでいきます。



女性にしか撮れない
呼吸とリズム

いつもそうですね、荻上の作品は。
とても心地よいリズム、テンポ。
オトコにはなかなか撮れないでしょ。

女性にしか撮れない呼吸とリズム。
血液の循環みたいな、
緩やかで穏やかな時間の流れ。

直線ではなく、
らせん状に
ゆっくりと進んでいく
時間軸とストーリー。

うーん。
何とも素晴らしい空間に浸れる
110分ですよ。



猫の可愛さと
荻上世界を堪能出来る映画

「レンタネコ」

これはぜひ
劇場で観ていただきたいです。








2012年5月12日土曜日


『jungle exotica volume1』 v.a /strip


CDは曲数も増えてお得感高いですが
私はアナログ盤で聴く方が好きだな。
頭がまわらぬ。何にも考えがまとまらない。なんにもやる気がわかん。そんな時は思いっきりアホな音楽を!と脈絡ないですが音盤を紹介いたします。今は無き、WAVE六本木でアナログ盤購入したのが懐かしい。思えばあの頃が一番レコード買ってて楽しかった。そもそもこの得体の知れぬレコードをなんで買ったんだったけ?たぶん裏ジャケの油すましの写真にぐっときてレジに向かったんじゃなかったか。以来、私のお宝です。今ではCD化もされvol2まで出てますね。(もちろんもってますけどw)50~60年代の名も無いグループ達の残したエキゾチックな楽曲のコンピレーションなのですが、最初聴いた時はその奇怪さになんじゃこれ~な衝撃を喰ったもんです。マーチン・デニーのエキゾチックミュージックやペレス・プラードのマンボ辺が場末のロックンロールと融合して生まれた奇形音楽とでもいいましょうか。欧米人の底の知れぬアホさ加減、下品のきわみにうっとりです。(部員M)


ちなみにCDのジャケットには
油すましが載ってません。残念。

2012年5月10日木曜日

『恐怖の館』1 児嶋都著/リード社・SPコミックス・恐怖の館コミックシリーズ/1997年


何気に物置の箱を開けたらでてきました。なつかしい。児嶋作品はマジカルホラーから出ていた『肉子ちゃん』シリーズも面白かったのですが、このシリーズ(といっても全1巻だが。)かなりよいです。私は漫画本を購入するときは内容ではなく絵柄で選ぶほうなのですが、これはページをめくって即決したぐらい絵にぐっときました。そのタッチは完全に楳図かずお先生の系譜なのですがとても上手いのです。醜美の描き分のえげつないほどの極端さ。すき者のツボを突いてくれます。内容は黒いユーモアたっぷりのホラー・ラブコメから正統派(?)スプラッターまでいろんな短編が収録されております。現在、絶版で入手困難なのが残念。
ウィキでしったのですがこの方、ジャンプ放送局の猫乃都さんだったのですか!(そしてファンロード!)結構、芸歴ながいんですね。さらに山本晋也監督の実娘なんですと!わ~全然しらなかったわ。


児嶋キャラと言えば眼帯の美少女。脇キャラで各所に登場してますがなんかとても気になるんですよ、かわいくて。というわけで描いてみました。あら、似てない。。(部員M)
描いてみて、眼帯も☆も楳図的な事に気が付いた



2012年5月9日水曜日



最近はショートパンツやミニスカートが流行してるせいで足をにょろっと出して歩いてる人が多いね。というわけで描くのだが色気が出ないのだった。(部員M)