2012年10月29日月曜日

鋭利な刃先でひっかいた擦り傷
ようなペンタッチが精神にきます。
『惨劇館 2』  御茶漬海苔著/朝日ソノラマ社 ハロウィン少女コミック館/1990年

部員Zよりおすすめの(?)一冊、早速よんでみました。この人の本は『桜子』と言うのを読んだ事があってそれが非常に印象に残っていたのですがそれ以外はなぜか手を出さずじまいでしたので今回よい機会をいただきました。『惨劇館』は御茶漬海苔の初期の代表作だそうです。ぱっとみ80年代に流行ったスプラッター映画や大友克洋の影響が見て取れますね~なんか懐かしいもんがあります。この第2巻はホラー短編が6編収められておりました。さて、最初のお話『肉玉』。あれ、これは『桜子』の原型ですか?こっちのお父さんは実父、オチもより救われない事になっておりますので『桜子』より読後感が重いです。監禁した挙句に肢体を切断、芋虫状態にした女を孕ませて生ませた子供、そりゃえぐいですわ。(部員M)

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