2011年9月27日火曜日

第一回 電子おにぎり映画祭

出展作品

怪奇大作戦 第25話『京都買います』TBS/1969年/ 監督:実相時昭雄
怪奇大作戦 第23話 『呪いの壷』TBS/1969年/ 監督:実相時昭雄

部員がそれぞれ持ち寄った映像を予備知識抜きで観あう闇鍋式鑑賞会。
それが電子おにぎり映画祭だ!(りきんで言う程の事でも無いが。)

今回は部員O選、円谷プロの傑作TVシリーズより2作品。
第一回目にして結構ヘビーな内容に。







部員Oっす。
第1回電子おにぎり上映會、
略して

「“電おに”キネマランチ!!」

主に昼休みのランチミーティングならぬ
“ランチキネマ活動”なんである。
時々放課後にも実施中。


で、
早速だけど実相寺昭雄監督。

「実相寺作品にはこだわりを持つぜ」
というと歳がバレるけど。

そんな中から
実相寺監督の有名どころの作品を
華麗にかわしつつ
「怪奇大作戦」“京都2部作”。

「京都買います」は
あまりにも有名なので、
ここは
「呪いの壷」をイチ押しとしたい。

日本古来の「家」という伝統。
代々伝わる家柄という関係の残酷さ。
そこに生まれる逃げ場のない状況と閉塞感。

犯人はあまりにも刹那的に
そのカタチを破壊し復讐していく。

クライマックスの
寺院が燃えるシーンが有名だが、
ラストシーンのやるせなさの方が胸に刺さる。

さまざまな余韻を残す傑作である。

30分ドラマで
ココまでキチンと作り込める。
さすがです。


てな感じで
各人が
大好きな映像作品を持ち込み
部員一同で
さらに勝手に楽しんでみる

「“電おに”キネマランチ!!」

ぼちぼちうふふと活動中!!





のっけからダークサイドをつっぱしるラインナップ(笑
これから先、どのように深化していくのか誠に楽しみな映画祭となりましたネ。

実は、『京都買います』『呪いの壷』は子供のころ深夜TVで見たことがあるのですが、記憶があいまいでストーリーをまともに覚えていませんでした。でも、岸田森が振り向くと尼さんが仏像に変身(?)しているシーンや寺が大炎上するシーンだけは脳にがっちりとインプットされていたようで、久しぶりに引き出しの奥から出てきた感がありましたね~懐かしい。この2作品のテーマは同監督による劇場用長編映画『無情』(ATG /1970年)に引き継がれているみたいですね。一年ほど前にツタヤでレンタルして見ましたが主人公の行動一挙手一投足、すべてが腹の立つ胸糞悪い映画でした。(笑

(部員M)




部員Oと部員Mとは世代が違いますゆえ、「怪奇大作戦」を観るのは初めて。
「京都買います」の回ですが、仏像マニアの女性にわたくし、とても共感しましてございます。仏さんを大事にせん奴に、仏像を預けておくわけにはいくまい。「京都中の仏像を保護して、仏像の楽園を築くのや!(あ、極楽か)」というような気持ちは分かります。そういう極楽の仲間に加わってみたいものです。
しかし、京都というチョイスがイマイチですね。京都人って、なんだかんだ言って地元愛というか地元へのこだわりが強いですし。
舞台が奈良なら、仏像も人口より多いですし、よりリアリティがあったかもです。まあ、都市開発はされてませんけどね。

(部員Z)

0 件のコメント:

コメントを投稿