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2012年11月28日水曜日

『空が灰色だから 1 阿部共実著/秋田書店 少年チャンピオン・コミックス/2012年

萌えな絵柄が苦手で、またライノベなども読んだことない私ですが、カバーのリード文「10代女子を中心に、人々のうまくいかない日常を描くオムニバス・ショート12編。コメディか、ホラーか、背徳か、純真か、説明不能の“心がざわつく”思春期コミック誕生。」が何だかとても気になってしまい、えい!と気合を入れて新品を購入。(正直、レジに立った時、少し恥ずかしかったが。)さて、読んだ感想、面白いですこれは!各話ごとに登場人物がチェンジして行くのですがどの回の主人公も人間付合いの苦手な子達なわけなんです。んでその人付合いの下手さ加減がギャグになったりちょっとしたサイコホラーになったりするんです。アハハと笑わされたと思ったら次の話でどんよりした気分になり次はどうかと身構えて読むとちょっと涙腺が緩むようないい話だったり、なかなか油断ならぬ展開で楽しませていただきました。畳み掛けるようなセリフのリズム感が凄く現代的ですな~普段、古臭いものを好む私には新鮮でした。処理能力の低い脳なので、付いて行くのがたいへんでしたけど。(部員M)

2012年10月29日月曜日

鋭利な刃先でひっかいた擦り傷
ようなペンタッチが精神にきます。
『惨劇館 2』  御茶漬海苔著/朝日ソノラマ社 ハロウィン少女コミック館/1990年

部員Zよりおすすめの(?)一冊、早速よんでみました。この人の本は『桜子』と言うのを読んだ事があってそれが非常に印象に残っていたのですがそれ以外はなぜか手を出さずじまいでしたので今回よい機会をいただきました。『惨劇館』は御茶漬海苔の初期の代表作だそうです。ぱっとみ80年代に流行ったスプラッター映画や大友克洋の影響が見て取れますね~なんか懐かしいもんがあります。この第2巻はホラー短編が6編収められておりました。さて、最初のお話『肉玉』。あれ、これは『桜子』の原型ですか?こっちのお父さんは実父、オチもより救われない事になっておりますので『桜子』より読後感が重いです。監禁した挙句に肢体を切断、芋虫状態にした女を孕ませて生ませた子供、そりゃえぐいですわ。(部員M)

2012年5月10日木曜日

『恐怖の館』1 児嶋都著/リード社・SPコミックス・恐怖の館コミックシリーズ/1997年


何気に物置の箱を開けたらでてきました。なつかしい。児嶋作品はマジカルホラーから出ていた『肉子ちゃん』シリーズも面白かったのですが、このシリーズ(といっても全1巻だが。)かなりよいです。私は漫画本を購入するときは内容ではなく絵柄で選ぶほうなのですが、これはページをめくって即決したぐらい絵にぐっときました。そのタッチは完全に楳図かずお先生の系譜なのですがとても上手いのです。醜美の描き分のえげつないほどの極端さ。すき者のツボを突いてくれます。内容は黒いユーモアたっぷりのホラー・ラブコメから正統派(?)スプラッターまでいろんな短編が収録されております。現在、絶版で入手困難なのが残念。
ウィキでしったのですがこの方、ジャンプ放送局の猫乃都さんだったのですか!(そしてファンロード!)結構、芸歴ながいんですね。さらに山本晋也監督の実娘なんですと!わ~全然しらなかったわ。


児嶋キャラと言えば眼帯の美少女。脇キャラで各所に登場してますがなんかとても気になるんですよ、かわいくて。というわけで描いてみました。あら、似てない。。(部員M)
描いてみて、眼帯も☆も楳図的な事に気が付いた



2012年5月8日火曜日

子供のころからずっと読んでる本、それは『鬼太郎夜話』!アニメとは違うアダルトな鬼太郎(タバコ吸ったりして)に衝撃を受けながら先の読めない展開に夢中になって熟読ン十年~今に至るまでずっと飽きずに読み続けてます。こんだけ耐久力のある漫画って他にどれだけあるのだろうか?これは“古典”ですよ。最初に買ったのはサンコミックス版『ゲゲゲの鬼太郎』の第11巻、第12巻で、上下巻に分かれてました。(貸本版『墓場の鬼太郎』がもとになっている事やガロに連載していた事もずっと後になってから知った。)現在、いつも手元においてあるのは中央公論社から出ていた愛蔵版『ゲゲゲの鬼太郎』第2巻。A5版なので気に入ってます。最近のは文庫サイズばっかりでいけませんわ。B5~A5版でとは言わないが、水木作品はせめて新書版の再発でお願いしたいな~。文庫では細かい描込みが見難くてもったいない。


更新さぼってたらゴールデンウィーク終わってしまった。休み中なにかやらねばともがいたが何も作れずじまいでしたな、ははは。(部員M)

2012年2月28日火曜日


『シッコモーロー博士』吾妻ひでお著/サンコミックス/1976年


先日、名古屋の古書店で購入。『失踪日記』で復活を遂げられた巨匠の初期作品集。私は80年代から先生のファンでしたけども初期の作品はあんまり読んでなかったんです。これは初見でした。(はい、モグリなんです。)
やー、凄いです。おもしろい。不条理でかつハイテンション。ギャグてんこ盛りです。ゴーカンやらヒトゴロシやらカニバリズム、やばいネタがよくもこんなにと思うほど次々に出てきますね~w とてつもなく不謹慎極まりないのですが、全然陰湿な感じがなくカラカラと笑わせてくれます。このセンスで昭和51年発行だからな~吉田戦車や松本人志のはるか先を行ってたわけで、こうして振り返れば、やっぱり先生は最先端のエンターテナーでいらしたわけですね。やっぱり凄いや。(部員M)