ラベル 怪奇映画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 怪奇映画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012年10月18日木曜日

『ムカデ人間』  監督:トム・シックス/オランダ・イギリス合作/2010年

例によって似てない似顔絵ですんません。
私、ハイター博士の画力の無さに親近感湧きました。
映画館に行こうかな~と思いつつ行かずじまいでしたがレンタルDVDでようやく鑑賞。人間のお尻とお口とを手術で連結させてムカデ人間を作る・・・私ゃランチの合席すら苦手な団体行動だめ人間なのでムカデ人間にされた三人さんが気の毒でしょうがなかったです。
変態のおっさんにとっ捕まった若者たちが森の中の一軒屋に監禁され酷い目に合わされる。なんかありがちなパターンです。グロ描写も少な目で、ムカデ人間の肝心の部分も白い生地で覆われており見えません。タイトルほどセンセーショナルな内容では無かったですが、変態、ヨーゼフ・ハイター博士を演じたディーター・ラーザーと言う役者さんがぬんめり気持ち悪い面構えでなかなか眺めがい有でした。あと、ムカデ人間、先頭役の日本人俳優、北村昭博の大健闘、全編コテコテの関西弁で罵声をとばし面白すぎる。特に「よっしゃ~!」に爆笑してしまった。陰惨な劇も関西弁だと不条理な喜劇に見えますな。。あんなに頑張って最後あんなふうって、まったく救いの無い結末ではありましたが。(部員M)

2012年2月18日土曜日

『吸血鬼ゴケミドロ 監督:佐藤 肇/松竹 /1968
実は初鑑賞。ゴケミドロ、一度聞いたら忘れられぬ印象的な響き。このタイトルだけでも大成功ですね。子供のころから知っておりましたが何故か鑑賞の機会無く、ひょっとしたら親が見せないようにしてたのかも。ようやくレンタルできて感無量です。
主人公とヒロイン以外、登場人物のほとんどが本当にろくでもない人間ばかり。これはいかんてw 地球人は極めて自己中心的で愚かな存在なので全滅しますと製作者よりメッセージいただき、どんより週末感にひたれました。反戦を声高にうったえる(特大字幕付き)パツキンのネエちゃんまであんなことするんだからそりゃしょうがないわな、死滅しても。それにしてもゴケミドロに乗り移られた殺し屋役、高 英男、ルックスそのままでも超特濃なのに、なんと卑猥なかたちであろうか、額にパックリな特殊メイクでさらにインパクト増量。ちなみに白いスーツは自前だとか。この方、本職はシャンソン歌手でその世界の第一人者だそうです。つくづくダンディーな人だわ。高 英男、最高!(部員M)


高 英男。実物はもっと男前です。


2012年1月30日月曜日

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』 監督:本田猪四郎(本編) 円谷英二 (特撮) /東宝 /1966年

サンダとガイラ、フランケンと言うよりは雪男に近いような見かけの怪物二匹が大喧嘩する映画です。大人の私が見ても恐ろしいような造形。特にガイラの顔面凄まじく、漁師が海の底をのぞいてコレと対面するシーンは強烈で、当時トラウマになった子供は少なくないと聞きます。
さて、同じ細胞から発生した二匹の怪物ですが性格は対照的。人間を捕まえてガリガリと食べてしまう凶暴なガイラに対しサンダは崖から滑り落ちた人間を助けたりする優しい性格。なぜ、相反する性格を持ったのか劇中でははっきりと語られておりませんが、二匹の母体となったフランケンシュタイン(?)が幼児期、人間の教育を受けた事に起因しているような…野性と理性が分裂して細胞増殖?はて?よく分からん。脚本はだれなのと思ったら『マタンゴ』『ゴジラ対ヘドラ』の馬渕薫。突っ込みどころ満載のストーリーですが、しかし、面白い。もっと早くに見ておくべきでした。のっけから大蛸とガイラの大格闘で目が釘付けで中盤もだれそうになるとすかさず大暴れしてくれるので飽きる暇がなく終わりがあっと言う間でした。唐突な終わり方はちょっと?でしたけど(それはそれで愛せるが)続編を見込んでああいうかたちで終わらせたと想像できます…で、結局作られず終いで悲しいですが。ここで提案!『怪物くん』『妖怪人間ベム』に続きジャニーズ系アイドルでキャスティングして、リバイバルさせるってのはどうでしょう?
(部員M)

2011年10月15日土曜日

第六回 電子おにぎり映画祭

出展作品

シルバー仮面 第1話 ふるさとは地球 監督:実相時昭雄/TBS/1971年
シルバー仮面 第2話 地球人は宇宙の敵 監督:実相時昭雄/TBS/1971年

部員がそれぞれ持ち寄った映像を予備知識抜きで観あう闇鍋式鑑賞会。
それが電子おにぎり映画祭だ!

幻のヒーロー特撮もこうして気軽にレンタルして見れるとは良い時代になりました。
さてさて、シルバー仮面。けっしてマスクを被った老人が活躍する話ではない


第1話。前半の真っ暗な画面、および上半身しか映らないチグリス星人などユニークな(と言うか違和感のある)シーンについてはウィキペディアに詳しく出ておりますね~ふむふむ。私なりに理解したことを要約すればキャステングがなかなか決まらなかった事により生じた現場への皺寄せ、さらに予期せぬことに見舞われながらの撮影の結果がそのまま反映されたとのこと。締め切りと予算のある仕事はどこの世界も大変ですね。

第2話。これもかなり珍妙な話です。のどかな寒村で起きる宇宙人騒動。とにもかくにも敵のキルギス星人がお茶目すぎです。毒々しい色彩のガスを振りまき、きゃははと笑いながら登場、のっけから狂ってます。さらに谷から落ちてぶら下がるシーンが衝撃的に情けない。そして攻撃法、鶏と卵を青に、立木を赤に、お地蔵さんを黄色に、しまいにパトカーをピンク色に染めあげるのです!(現代のストリートペインターの脅威を予感していたのでしょうか?…んな訳ないか。)そんなこんなで失笑の連続。しかし、こんな宇宙人ですが、自信たっぷりに説教もするのです、「地球人は泥棒」だと。そしてそれに反論できない主人公達…思うに、深いメッセージ性を持ちながらもその表現方法で物語が空回りしてしまう、そのアンバランスさがこのドラマの魅力なのかもしれませんね。

『地球人は宇宙の敵』より。キルギス星人の主張。









私も普段から(自分を含め)そうじゃないかなと思ってましたからドキリとしましたね~…別に反省とかはしないけど。



いろいろトホホですが、でもでも、やはり実相寺監督です!特徴的な広角使い、顔面アップ、ドリーショット、等々いかにもこの人らしい画面構成はさすが。ファンならば見ておいて損はないと言えましょう。(部員M)

2011年9月29日木曜日

第三回 電子おにぎり映画祭

出展作品

怪談新耳袋 第20話 『修学旅行』 BS-i /2003年/監督:三宅隆太

部員がそれぞれ持ち寄った映像を予備知識抜きで観あう闇鍋式鑑賞会。
それが電子おにぎり映画祭なんだって。

と言う事で、映像版新耳袋で一番怖と思われる一本を!


修学旅行先の旅館のトイレで女子高生が幽霊に遭遇する。ただそれだけの話なのですが、むちゃむちゃ怖いです。幽霊登場シーン、始めてみたときはあんまり怖くって指の隙間から鑑賞しました。(いい大人が・・・)その後2回3回見返しましたがまだまだ怖い。そして今回、久しぶりに見たけどやっぱり怖~い。山海塾か白虎社みたいな白塗りのあんよがにゅい~と出てきてあり得ない角度で顔が・・・あぁ、もう、いや。鑑賞後、部室は怪談語り合いの場となりました。のっていただきありがとうございます。
あ、いま気がつたのですが、ひょっとして皆さんドン引きだったのでしょか・・・(部員M)



コレまじでこえぇーって!!
シャレになってないです。
  びびりんぼの部員Oには劇薬指定です。

5分という短さがまた恐さ増幅!
さらに鉄板のトイレネタ。  
スキがないっすよ。


お約束展開なんで
わかっているのに
恐くてビビる。
マジでトイレ行けないよ。

 勘弁して欲しいっす 
部員Mさま…
(部員O)


部員Mさま、「新耳袋9巻」ありがとうございました。東北帰りにお返しいたします。
「新耳袋」の映像化。やめてほしいものです。この画像見ただけで尿漏れモノですもん。夢に出ますわー。
やっぱり一番恐いのは「怪談」スタイルなんでしょうか。
なんで登場人物がこんなもん見るはめになったのか、見たモノは何だったのか、分からないのがいい。映像だとさらに、「それで登場人物はどうなるの?」が分からないので恐さ倍増。恐怖のピークで終わる、というキレの良い感じがたまりません。
明日泊まるキャンプ場が真っ暗なので、心の準備をしてから行きたいと思います。

(部員Z)

2011年9月28日水曜日

第二回 電子おにぎり映画祭

出展作品

オムニバス映画“世にも怪奇な物語”より『悪魔の首飾り』 仏・伊/1968年/ 監督:フェディリコ・フェリーニ

部員がそれぞれ持ち寄った映像を予備知識抜きで観あう闇鍋式鑑賞会。
それが電子おにぎり映画祭だ!

今回はイタリアの巨匠フェリーニ監督の怪奇映画。

エドガー・アラン・ポーの小説を元に作られた短編映画3作品をまとめたオムニバス『世にも怪奇な物語』。その中かで特に傑出した出来の『悪魔の首飾り』はホラー映画マニアにも評価が高くフェリーニ中期の傑作と言われております。さぁ、御開帳。アル中ですっかり落ち目の英国人俳優(テレンス・スタンプ)がイタリアの空港に降り立てばそこはすでに異次元。街の雑踏、TV局、妙な映画祭、魑魅魍魎な映画関係者たち、真夜中の街道、金色のフェラーリ、美少女の悪魔・・・どこを切り取っても異様な光景。計算してか行き当たりばったりなのか分からないが唐突な場面展開が画面への集中力を高めてくれるナイスな演出にも痺れる。襟首引っかまれたようにグイグイ引き込まれクライマックスへ夜中の大暴走!そして、スパッと(←見た人なら分かる。)ジ・エンド!短編なれど気分は満腹です。(部員M)




秋ふかし
今日も企む
“電子おにぎり”
(字余り)

実は…
フェリーニ作品ほとんど観てない部員Oっす。
人生で一度もチョイスしてないジャンル。
コテコテど派手なハリウッド映画大好き少年だったので、どうも縁がなかったみたい。
うれし恥ずかしフェリーニ初体験と言って良いのだけど、いやいや今まで人生損しておりましたぁー。
そもそも、
冒頭の飛行機内のシーンから変だもんね。
フェリーニはリアリティなどとケチなことは言わない。
自由奔放なイメージと造形、そして色彩。とにかく絵画的な感覚。
でも、実験的な映画にありがちな退屈さはない。スリリングで不気味な演出に、最後まで釘付けでした。
ここまで独創的に『料理』されては、さすがのポーも脱帽でしょう。
それにしても、
今までスゲーと感心していたシュールな映像表現は、
その殆どがフェリーニを祖としていたとは!!
そう思える程の衝撃…
乱暴だけれど、
某ま◯かマ◯カのシュールな魔女のシーンなんかも、辿ればフェリーニにたどり着くハズ。
ええもん観させていただきました。

だがしかし
まず持って自分ではチョイスしない作品が観れるのが
『“電子おに”キネマ』の良いところ!

でも部員Mさま
コワイの苦手だから、ホラーはあんまりチョイスしないでね…
















たしかに悪魔の出てくるシーンは怖いですよね~どうしてあんな中途半端な構図で映したのか意味不明な感じも強烈ですよね~
みんなが怖がるのが面白いのでホラーはちょいちょい入れていこ~っと。(よくよく考えれば部員Oも“怪奇大作戦”じゃないですか! 笑)
(部員M)



フェリーニ監督作品は初めてです。部員Zです。
シュールレアリスム的というか、悪夢を再現したかのようなシーンの数々。すごいです。特に主人公がタクシーの中から観る光景。陽炎でゆらゆら、黄色い光、黒い影くっきり。そんな中で、道路のど真ん中で女の人が水着でいたり、食肉運搬車が走っていたり。シュールすぎます。
そして、出てくる人みんなが妖怪じみていました。どうやって集めたのでしょうか?!
監督が「お前すげえユダヤ人っぽいから来い」とスカウトしたり、あるいは「とにかく目のでかい女を連れて来い」とスタッフに命じたりしたのでしょうか。謎です。これがフェリーニ作品か! と怖れおののきました。他の作品も鑑賞したいです!

2011年9月27日火曜日

第一回 電子おにぎり映画祭

出展作品

怪奇大作戦 第25話『京都買います』TBS/1969年/ 監督:実相時昭雄
怪奇大作戦 第23話 『呪いの壷』TBS/1969年/ 監督:実相時昭雄

部員がそれぞれ持ち寄った映像を予備知識抜きで観あう闇鍋式鑑賞会。
それが電子おにぎり映画祭だ!(りきんで言う程の事でも無いが。)

今回は部員O選、円谷プロの傑作TVシリーズより2作品。
第一回目にして結構ヘビーな内容に。







部員Oっす。
第1回電子おにぎり上映會、
略して

「“電おに”キネマランチ!!」

主に昼休みのランチミーティングならぬ
“ランチキネマ活動”なんである。
時々放課後にも実施中。


で、
早速だけど実相寺昭雄監督。

「実相寺作品にはこだわりを持つぜ」
というと歳がバレるけど。

そんな中から
実相寺監督の有名どころの作品を
華麗にかわしつつ
「怪奇大作戦」“京都2部作”。

「京都買います」は
あまりにも有名なので、
ここは
「呪いの壷」をイチ押しとしたい。

日本古来の「家」という伝統。
代々伝わる家柄という関係の残酷さ。
そこに生まれる逃げ場のない状況と閉塞感。

犯人はあまりにも刹那的に
そのカタチを破壊し復讐していく。

クライマックスの
寺院が燃えるシーンが有名だが、
ラストシーンのやるせなさの方が胸に刺さる。

さまざまな余韻を残す傑作である。

30分ドラマで
ココまでキチンと作り込める。
さすがです。


てな感じで
各人が
大好きな映像作品を持ち込み
部員一同で
さらに勝手に楽しんでみる

「“電おに”キネマランチ!!」

ぼちぼちうふふと活動中!!





のっけからダークサイドをつっぱしるラインナップ(笑
これから先、どのように深化していくのか誠に楽しみな映画祭となりましたネ。

実は、『京都買います』『呪いの壷』は子供のころ深夜TVで見たことがあるのですが、記憶があいまいでストーリーをまともに覚えていませんでした。でも、岸田森が振り向くと尼さんが仏像に変身(?)しているシーンや寺が大炎上するシーンだけは脳にがっちりとインプットされていたようで、久しぶりに引き出しの奥から出てきた感がありましたね~懐かしい。この2作品のテーマは同監督による劇場用長編映画『無情』(ATG /1970年)に引き継がれているみたいですね。一年ほど前にツタヤでレンタルして見ましたが主人公の行動一挙手一投足、すべてが腹の立つ胸糞悪い映画でした。(笑

(部員M)




部員Oと部員Mとは世代が違いますゆえ、「怪奇大作戦」を観るのは初めて。
「京都買います」の回ですが、仏像マニアの女性にわたくし、とても共感しましてございます。仏さんを大事にせん奴に、仏像を預けておくわけにはいくまい。「京都中の仏像を保護して、仏像の楽園を築くのや!(あ、極楽か)」というような気持ちは分かります。そういう極楽の仲間に加わってみたいものです。
しかし、京都というチョイスがイマイチですね。京都人って、なんだかんだ言って地元愛というか地元へのこだわりが強いですし。
舞台が奈良なら、仏像も人口より多いですし、よりリアリティがあったかもです。まあ、都市開発はされてませんけどね。

(部員Z)